プーと私は同い年で双子だ。
いつも一緒にいてどこかにお出かけするときもずっと一緒。
でも私が大きくなってお出かけするときは一緒じゃなくなった。
その代わり私がお布団にいる間、私はプーをずっと抱っこしていた。
私はどんなにぬいぐるみの仲間が増えてもプーが1番だったし、プーのことが大好きだった。
プーも直接はお話出来ないし思ってることが100%分かるわけじゃないけど私のことを好きでいてくれてると信じている。
ある日、ぬいぐるみ病院と言うぬいぐるみを綺麗にしてくれる病院があることを知った。
プーへの恩返しとして入院させてあげることを決意した。
プーが入院している間、ずっと物足りなさと寂しさでいっぱいだったが、毎日のように送られてくるプーの様子に家族で笑いながら見ていた。
プーの退院の日、プーがお箱バスに乗って帰ってきた。
開けてみると天使のように可愛く、でも昔の面影も残したままの私のプーが帰ってきた。
そんなプーが私にはどこか神々しく見えて言葉に出来ないほど感動した。
頻繁には入院させてあげられないしまだまだ沢山無理をさせてしまうけれど、私の半身として、相棒として、なにより家族としてずっと一緒にいようねと誓い合ったあの日。
私はあのプーが帰ってきた日を一生忘れない。